彼女からは、おいちゃんと呼ばれています

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新入社員は,まずは何から読んだらいいですか? - デール・カーネギー『人を動かす』

昨日は 1年間に読む本の数について書きましたが(1年間に読む本の数 - はてなにエントリーして見えたもの(2)),そういえば最近,後輩職員と話していると,早くデキる男(女)になりたいってことで,本の話題になることが多いです。


で,一番よく訊かれるのがこの質問。

僕(わたし)も本を読もうと思うんですけど,まずは何から読んだらいいですか?

この問いに対する回答は話の流れとかシチュエーションによって様々ですが,
今日を機に整理してみると,大きく 3パターンになりました。

パターン 1 - 本を読む習慣を身につけたいと考えているとき

このパターンでは迷わず,次の本。本を読みたいというモチベーションが格段に上がります。燃えさせてくれます。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

パターン 2 - 定番と呼ばれるビジネス本に多く触れてみたいと考えているとき

次の本では,定番と呼ばれる本がひととおり紹介されています。

10年後あなたの本棚に残るビジネス書100

10年後あなたの本棚に残るビジネス書100

僕がこれまでに出会ってきたデキる男(女)というのは共通項があって,そのひとつが然るべき時に然るべき本に出会っていることでした。


この本で紹介されている本のうちから気になったものを読んでみれば,いま自分が出会うべき本に出会うことができるかもしれません。

ビジネスの話題に参加するためのパスポート

ついでに言うと,これはもしかしたら僕の勘違いかもしれませんが,一定レベル以上のビジネスパーソンたちは,定番と呼ばれる本に書かれている内容やその本の著者の考えを,すでに皆知っているものとして話を進める場合があります。

―― それはつまり「○○(本のタイトルや著者の名前が入る)」みたいなこと??
―― うん,そうそう。

というような感じで。


具体的に本のタイトルは出なくても,暗黙のうちにその本の内容は土台として認知されていて,いまはその上に議論を積み上げていますよー,という空気が流れることも,ある。あります。(このとき,土台の中身についての質問をすると,心ない人から,めんどくさって顔されます。)


この神田さんと勝間さんの本には,土台として押さえておいたほうがいいい本がひととおり取り上げられているので,ビジネスの話題に参加するためのパスポートを手に入れるという意味でも大変役に立ってくれると思います。

パターン 3 - とにかく1冊,ベストな本を探しているとき

たった 1冊だけを挙げろと言われたら迷わず次の本を挙げます。ひとことで言うと,コミュニケーションを円滑に行なうための本です。


実話に基づいた具体例がふんだんに盛り込まれていて,自分に近いケースも多く見つけることができます。言わずと知れた名著ですが,それでもなお,薦めさせてください。

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

―― 実は今日のエントリーは,この本のことが書きたくって書き始めました。
僕がこの本に出会ったのは中学生のとき。以来,何度も何度も,事あるごとに読み返してきました。そして,これまでに名著・良著といわれる本を含めて 10,000冊以上の本に出会ってきましたが,未だこの本を超えるものには出会っていません。


書いていることは,ごくごく当たり前のことなんですが,当たり前のことをこれほど深く分かりやすく書いている本は他にないと思います。とにかくすごい本です。


よくビジネス雑誌とかで「営業マンはこれを読め」とか「セールストークがうまくなりたい人はコレ」みたいな紹介をされるときがありますが,僕から言わせてもらえば,そんな底の浅い本ではありません。コミュニケーションというのは営業だけではなくて全ての人に必要なもの。かつ最も重要なビジネス・スキルのひとつです。


いや,べつにビジネスに限った話だけではなくて,家庭内のコミュニケーションにも大いに役に立つと思います。みんながこの本を読んでたら,間違いなく離婚の数は激減するだろうなと思います。あと,モテたい!と思ってるオトコもぜひ読むべし!

おまけ - ECstudio のスタッフがシゴタノで書評ブログ大賞を受賞しました

これまで ECstudio という会社を何度か紹介してきましたが,つい先日,その ECstudio のスタッフが,シゴタノの書評ブログ大賞を受賞したようです。しかも取り上げた本が『人を動かす』というのがまた素晴らしい!


僕の紹介よりも10倍,本の良さが伝わると思いますので,ぜひ読んでみてください。

人と人とのコミュニケーションは本当に難しく、多くの問題が起きています。
そんなトラブルを解決する本は数多くありますが、この「人を動かす」ほど助けられた本はありません。
あまりにも濃い内容なので、紹介するのをためらっていたのですが、今回はこの本を、どのように実践してきたのかを発表したいと思います。