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彼女からは、おいちゃんと呼ばれています

ウェブ技術や日々考えたことなどを綴っていきます

鉄人28号だって,27号まで失敗したのだ

ライフハック

先日のエントリー(オープンキャンパス - 大学は自ら助くる者を助く)を読んでくれた同僚と話していて,

量をこなせば報われるみたいなことを書いていたけどサ,実際世の中はそんなに甘くなくね?

という指摘を受けまして。


あぁ,そうか,そういう捉えられ方もあるのか。ピカソを例に出したのが原因か?とかいろいろ考えましたけど,ここは非常に大事な点ですので,このエントリーで補足しておきます。

実は大抵うまくいかない

これまでポジティブなことばかり書いてきたので意外に思われるかもしれませんが,僕は,実は,

あらゆる努力やあらゆる試みは,やることなすこと大抵うまくいかない

ものだと考えています。本当に,笑っちゃうくらい,うまくいかない。


先のエントリーでは「高校の時までとは較べものにならないくらい勉強するようになった」と書きましたが,なんてことはない。大学2年のときからずっとなりたかった家庭裁判所調査官の試験は8回連続で落ちましたし,20代の頃に起ち上げた事業も,創業当時は赤字の連続でした。


才能がないわけではなかったと思う。模試では毎回ランキングに載るくらい成績良かったし,ビジネスも,あとで何とか軌道に乗りましたけど,やってたことは創業当時も軌道に乗った後も大して変わりはなかったし。


それでも得てしてそんなもの。

それでも,前へ

だから,世界はそんなものだと割り切って,淡々と前に進むしかない。萎えそうになったら,歴史の偉人伝とかみると勇気をもらえます。なんてったって,彼らの人生の大半は失敗の連続ですから。

昨日までの自分に別れを告げる

昨日までの自分に別れを告げる

信長や曹操がすごいのは,若い頃の負け戦が多いことだ


信長や『三国志』の曹操というと,全戦全勝という印象があります。ところが,彼らの若い頃は,負け戦ばかりなのです。全戦全敗,負けてばかりと言ってもいいくらいです。若い頃の負け戦があったからこそ,信長や曹操は天下を取れたのです。たくさん負けたということは,負けても負けても立ち向かっていったということです。

失敗コレクション

あと,むしろ積極的に失敗をコレクションしちゃうぜ、ってスタンスで臨むのもいいかもしれない。僕の好きな言葉に,こんなの(↓)もあります。

自分の挑戦している夢に,数字をつけよう鉄人28号だって,27号まで失敗したのだ


自分の挑戦しているプロジェクトに,名前をつけてあげましょう。「ミラクル23」でもいい。「サクセス36」でもいい。(中略)コツは,数字をつけることです。「鉄人28号」は,28番目に成功したロボットの名前です。鉄人1号から,鉄人27号までいたのです。世界最初の合成繊維であるナイロンは,「ナイロン66」という名前です。66回目の実験で,ようやく成功したのです。数字をつけると,実験も失敗も楽しくなります。


すべてのうまくいっていないひと。
それでも,前へ。


誰かが言ってました。

すべての努力は,報われるまで続ければ,必ず,報われる。

ズルみたいだけど,あながちズルじゃないと思う。


前へ。


おまけ

梅田望夫さんの本に,おんなじことが書かれてありました。オプティミズム(楽観主義)とか,量をこなすこととかのハナシ。興味がある方はぜひどうぞ。文章うますぎです。

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書)

僕はよく,「こいつはオプティミズムばっかりで,バカじゃないか」とネット上に書かれるのですが,誤解している人が多いですね。僕が何でもうまくいくと考えている,と思われたら,たいへん心外です。僕の根底には,だいたいの物事はうまくいかない,という諦念がある。事業をやる,誰かと競争する,何でもいいですが,ふつうにやったら大抵は勝てない,ふつうは負けるものだ,と(梅田望夫